今週の週刊少年ジャンプ感想(2015年 No.53)
今までおもちゃについて書いてきましたが、今回はなんとなく趣向を変えて、今週のジャンプについて書いてみます。今回限りの企画になるかもしれません。
連載漫画全て感想書くのは面倒なので、今回は巻頭カラーと気になったやつ、ということで
の3作品について書いてみました。
また、当然ネタバレはするので読んでない人は気をつけてください。
表紙
表紙&巻頭カラーはニセコイ。連載4周年ですって。おめでとうございます。恒例の人気投票もモチロン開催されるようです。
ニセコイ人気投票名物、千葉県のYさんの活躍が期待されますね。ところで、千葉県のYさんはこの前までの橘さん救出編をどう思って読んでたのか、非常に気になるところです。
↑個人的には5年以上やってる気がしてました。正直、最近は若干迷走気味なような……気がするような、しないような……
第196話「ガンバル」
さてそんなニセコイ、今週は長かった(というより、やたら長く感じた)橘さん救出編も終わって、日常が戻ってきました。
先週橘さんから
「おまえは小野寺さんも桐崎さんもどっちも好きなんだよ」
という衝撃の事実(知ってた)を突きつけられた一条くん。
↑まあ、男子にはよくあること……か?
前に「桐崎は親友」と結論付けた一条くんでしたが、再び自分の気持ちがわからなくなってしまいました。
そういえばおばあちゃんは「二兎を追う者は二兎とも得よ」って言ってましたね。
そんな絶賛男を試され中の一条くん、今回は小野寺さんと二人きりで良いムード。そして今回の小野寺さんはこれまでと一味違いました。
4周年突破の勢いなのか、なんとプチ告白を敢行。男を見せました。
↑好きという言葉こそ使っていませんが、これはもうほとんど告白と言っていいのではないでしょうか?小野寺さん頑張りました。
この、愛の告白と判断するにはもはや十分すぎる宣言に対し一条くんの返答は
「??」
小野寺さんも「今は何のことかわからないと思うけど」って言ってるけど、本当に何も分かってない一条くん。小野寺さん頑張ったのに……お前……
そして来週は桐崎さんのターンみたいですね。桐崎さんも頑張ってください。いつまで続くのかなあ……
- 僕のヒーローアカデミア
No.69 「インタビューウィズ緑谷」
さて、お次はヒロアカです。先週、みんなと街に繰り出したデクくんでしたが、そこで不幸にも死柄木 弔(しがらき とむら)、通称とむとむとエンカウントしてしまいました。
↑とむとむの個性は五指が全て触れていないと使えないということでしょうか?前から判明してましたっけ?
とむとむは悩んでいました。何故世間はヒーロー殺しばかりに目を向けるのか?何故、世間は自分を見ようとしないのか?自分とヒーロー殺しでは何が違うのか?
それをデクくんに問います。
デクくんの答えは
「とむとむのことは理解できないけど、ヒーロー殺しのことはまだ理解できる。何故なら僕もヒーロー殺しも始まりはオールマイトだから」というものでした。
オールマイトに影響を受けた者同士、手段は違えど目指すところは案外近かったのかもしれません。
↑「結局オールマイトかよ」とブチキレる(キレてるんだよね?)とむとむ。こわいよ。どうやらとむとむには過去にオールマイトに憎しみを抱くきっかけとなったエピソードがあるようです。
自分のやるべきことはやっぱりオールマイトを消すことなんだ、と改めて気づかされるとむとむ。
かくして、己の信念を自覚したとむとむは、新たな決意を胸に、夢に向かって一歩踏み出すのだった。ここまでの一連の流れ、私はさっきの小野寺さんを思い出しました。
とむとむの野望が成就される日はくるのだろうか……こわいけど、見てみたい気がします。
ところでこのお話はオールマイトがなんらかの理由で退場してからが本当の始まりなのではないかな、と私は考えたりします。
この世界の人々は、ほとんど誰もがみんな、「個性」というヒーローにもなれるしヴィランにもなれる力を持っている、非常に不安定な世界です。
にもかかわらず、ヴィラン活動をする人があまりいない平和な世界が維持されているのは、とむとむが言うように、平和の象徴たるオールマイトがいるからです。
オールマイトが人類最強として、頂点に君臨することで、オールマイトの生き方、理想、信念は正しい生き方、すなわち「正義」が、あらゆる人々に影響を与えて、成り立っている世の中なんだと思います。「平和の象徴」とはそういう意味なのではないでしょうか。
では、その頂点の座がオールマイトではなく、オールマイトと同等以上のカリスマを持つヴィランに取って代わられてしまったら、この世界はどうなってしまうのでしょう。
おそらく世界は簡単に悪の価値観に傾いてしまうのではないか?と思います。
「正義」が失われた世界。そんな世界が訪れたときこそ、デクくんをはじめとするヒーローの卵たちの真価が本当に試される時なのではないでしょうか。
そこが、あるとしてもまだちょっと先でしょうが今後の見所になるんじゃないかなー、とか妄想してます。
653. 「The Theatre Suicide SCENE 7 "簪二つ 影一つ" 」
最後はBLEACHです。リジェ・バロ、京楽と交戦が始まってから負けフラグ立てまくってるように見えましたが、それでここまで粘ってるのも珍しい気がします。京楽隊長めっちゃカッコいいけど……もうそろそろ次に行こうよ、と思っていたら……
ここに来てついに、七緒ちゃんの斬魄刀が解禁されました。
「神剣 八鏡剣」
刃はないが、神の力を反射することができます。
この剣は、京楽隊長がなんやかんやあって七緒ちゃんのお母さんから託され、長らく預かっていたものなのですが……京楽隊長、普段ひょうひょうとしてますが、かなり重いものを背負って生きていたことがわかりました。
意外と責任感めっちゃ強い人なんですね。京楽隊長は。
今となって思えば、山じいはもしかしたら、京楽隊長のそういう性格も見抜いた(知っていた?)上で、総隊長に任命したのかもしれません。
まあ、ぶっちゃけ他に適任者がいないんですけどね。
浮竹もいるけど、体弱いし……
そして始まったリジェと七緒ちゃんの戦い。
↑七緒ちゃんって、ビビリ的描写をされることが多い気がするのは、私の気のせいでしょうか。
恐怖で手も足も動かなくなってしまう七緒ちゃん。そんな七緒ちゃんの手をとって支えてあげる京楽隊長。
↑かっこいいなあ……こーゆーおっさんになりたいですね。無理ですが。
肩の荷が重くなりすぎた京楽隊長としては、こういう関係が理想だったのではないかと思います。
自分がいつまでも背負い続けて生きるのではなく、七緒ちゃん自身の宿命は七緒ちゃん自身に向き合ってもらい、自分はそれを後ろから支え、守っていくという。
隊長の優しさが流れ込んでくる。この優しさは、兄夫婦から京楽隊長に受け継がれた優しさが、さらに京楽隊長自身の優しさも合わさって七緒ちゃんに注がれているんだと思うと……なかなかどうして、グッとくるじゃないですか。
京楽隊長に支えられ、遂に勝利!長かったなあ
ところで、二刀一対の斬魄刀には皆何かしらの裏というか、二刀である理由があるようですが、そうすると、浮竹隊長の双魚理にも何かエピソードがあるのでしょうか。
いずれにせよ浮竹隊長が今あんな状態ですからねえ。死んでるのか生きてるのかすらはっきりしませんし。
今回はここまでにします。ありがとうございました。